歴史を知る
悪魔の病「壊血病」とピクノジェノール!歴史的発見
<歴史>1497年.
南アフリカ喜望峰に到達したバスコ・ダ・ガマ隊。
<歴史>1519年.
世界一周航海を成し遂げたマゼラン隊。
大航海時代に、歴史にのこる偉業を成し遂げたこの2つの隊は、
実は、共に多くの死者を出しています。
その大きな原因の一つとなったのが「壊血病」です。
壊血病とは、「貧血や衰弱⇒歯肉や皮膚からの出血、目の乾燥⇒青アザのような出血、腎臓や肺の障害⇒死に至る」という、恐ろしい病です。
これは、ビタミンCの欠乏が原因で引き起こされている病気でしたが、
当時はまだビタミンCが発見されておらず、
壊血病の原因・治療法も、見つかっていませんでした。
<歴史>1535年.
フランスの探検隊ジャック・カルティエの航海でも、やはり壊血病が猛威を振るいました。
しかし、この時は、たくさんの船員が生き残り、無事にフランスへと帰還したのです。
その理由となったものこそ「ピクノジェノール」でした。
<歴史>1545年.
この年に公開されたジャックカルティエの航海日誌の中にも、
もちろんこの壊血病からの生還についても詳しく記されています。
日誌によると、原住民ケベック・インディアンたちの民間療法を真似て、
「アネダ・パインツリー」という松の1種の樹皮から抽出したお茶を飲んだところ、
壊血病から回復できたということです。
これは、1753年に壊血病の原因と予防法の実験結果報告がされる、200年以上も前のことで、
1996年に、パインツリーの樹皮成分「ピクノジェノール」について明らかになる、
400年以上も前の出来事です。
化学的、医学的に明らかにされていなかったものの、
ピクノジェノールの効果は、
このように長い歴史の中でたくさんの人々の命を救っていたという事です。
ジャック・マスケリエ教授による証明
ケベックス大学の客員教授「ジャック・マスケリエ博士」は、
ジャック・カルティエの航海日誌に記されたこの史実に興味を持ち、
奇跡のお茶についての研究をすすめました。
壊血病については、イギリス海軍の船医だったジェームス・リンドによって、
1747年に実験がなされ、1753年にはその結果が報告されており、原因は食事内容にあり、
レモンやライムなどの柑橘類の摂取によって劇的に緩和されるという事が
明らかとなっていました。つまり、ビタミンCを補う事が有効なのです。
では、松の木樹皮のお茶成分には、どのような成分が存在していたのでしょう。
もともとフラボノイド研究を進めていた博士によって、
それが樹皮に含まれるフラボノイドと、
葉に含まれるビタミンCであることが明らかになりました。